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Yurinkan Jazz Seriese(Y.J.S.) "Composers Forum" Introduction <有鄰館ジャズシリーズ 『コンポーザーズ・フォーラム』の紹介>
昨年度のシリーズ内容は20世紀最後の年という事で、
主に今世紀のジャズ界に多大な影響を与えたアーティストや作曲家たちに敬意を表し、
今までを振り返るという形で行っておりました。
彼らのこの20世紀における音楽的貢献はジャズ発展の流れを変えるだけでなく、
彼らの生きてきたその時代を反映するものでした。
またジャズが生まれてから現在に至るまでの発展は、20世紀の発達に伴ってきたとも言えます。
このシリーズは第一弾の"デキシーランドジャズ"に始まり、
"デューク・エリントン"、"チャーリ・パーカー"、"マイルス・デイビス"、
"ジョン・コルトレーン"と続きました。そしてこのミレニアムの最後を締めくくったコンサートは
"トム・ピアソン・モダンビッグバンド"でした。
アメリカ・ウィスコンシン州出身の彼の活動はジャズ演奏のみにとどまらず、 交響楽団の指揮者やブロードウェイでの作・編曲家、映画音楽の音楽監修、作曲、アレンジなどにも及びます。 91年、東京へ移住後はライブハウスやフェスティバル、ラジオ等に出演する傍らCD3枚とビデオを1本リリースしました。 96年にリリースされたビッグバンドCDは「スミソニアン・コレクション」の歴史的ビッグバンドのJAZZアルバムに選ばれました。 私たちに急速に近づいてきた2000年という年は、過去のさまざまな活動や業績を反映し、 新たな目標へと案内してくれます。 個人的な成長のみでとどまらず地域の更なる前進に貢献することは、一個人としてまたは地域社会の一員として、 確かな標石を得た者にとってはとても自然なことと思えます。 音楽という芸術分野で、20世紀の技術的進歩が成し得た事は「音の録音技術」です。 それの出現以上の重大な効果は他には見当たりません。 ただこの発展には2つの意味が存在すると思います。 ひとつはライブ演奏でしか音楽を楽しむことの出来なかった時代より多くの人に音楽を聴く機会を与えました。 これは本当にすばらしいことです。 しかし音楽とは家だけでなくライブを体験するアートであると信じています。 20世紀以前では音楽を楽しみたいと思った時の選択はただ一つ、ライブに出向くことでした。 現在ではほとんどの人がライブではなく、家や車の中で聴くことを好みます。 現代の作曲家の音楽を世に送るチャンスがまれであるという事実が、 音楽文化の中にどんなものを作り上げていけるのでしょうか? 結果的に観客が「自分のよく知っているものを聴きたい」と望んでいるため、 有名交響楽団でさえ毎年同じレパートリーを演奏しがちです。 ジャズ界においても観客は同じ事を求めているため、毎晩同じスタンダードを演奏している事実に演奏家たちは気づきました。 過去と現在の音楽の間には微妙なバランスがあり、 また音楽を残していくために、ライブの雰囲気を経験し生の感動を味わうことはとても重要なものです。 新世紀を祝い、有隣館ジャズシリーズは新たなテーマを「コンポーザーズフォーラム」と名付け2001年まで続きます。 この企画はアメリカやカナダ、ヨーロッパ、そして日本国内において活躍するジャズアーティスト達に当シリーズのための作曲を依頼し、 その楽曲の初めての演奏を有隣館に足を運んで下さったお客さまにお楽しみいただきます。 桐生市から発信された音楽が次に演奏されるのはニューヨークやパリかもしれません。 また従来通りスタンダード曲の演奏も予定しています。 2000年最初のコンサートは2月13日、私の最新曲でスタートいたしました。 今後の作曲&演奏者の予定は次のとおりです。
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