| 森泰人メッセージ 第23回スカンジナビアン・コネクション、ロニー・ヨハンソン トリオ・ツアーに寄せて |
| Ronny Johanssonは、幼少の頃からクラッシックのピアノを始め、10代になってジャズに目覚め、その後、19歳の時にエリック・ドルフィーの「ウプサラ・セッション」で演奏しているという項目に注目される向きが有るも知れません。エリック・ドルフィーというと、何と云ってもチャールス・ミンガスのグループ等で活躍し、John Coltraneと並び称される次元まで綿密に組み立てられたアドリブは、60年代に入って徐々に台頭してきたフリー系の元祖とも云えそうな演奏でジャズ史上の巨人の一人と称されている人です。 |
| ただ、エリック・ドルフィー〜フリー系と考えて、Ronny Johanssonがフリーの人かというとそうでは無いと思います。80年代はサックス奏者にOve Ingemarssonを迎えた自己のカルテットを結成し、ドラゴンというスウェーデンのレーベルから、数枚のリーダーアルバムを出しています。 彼のピアノは、現代のモダンジャズ・ピアノ奏者の基本と云えるHerbie HancockやBill Evans、Chick Corea、Thelonious Monk等の影響を受けている訳ですが、僕の印象ですと、特にフランスのピアニスト、ミシェル・ペトルチアーノのスタイルに一番似ている様な気がします。曲のタイトルもフランス語のモノが有ったりしますが・・・・。(笑) |
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僕が彼と出会ったのは80年代の前半でした。その頃、彼の家で数回ジャムセッションを行ったのですが、Chick Corea見たいな新主流派的な印象を受けました。彼の付けるコードは難解という噂は聞いていましたが、Lars Janssonと初めて会った時の様に「なかなか勉強になるな!」・・・、と思ったのが第一印象でした。 |
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90年代に入って僕をベースに迎え、現在まで15年間、デュオやトリオ、カルテットのフォームで定期的に彼のスタジオで演奏し、イェーテボリ音大でのコンサート等を中心に行ってきましたが、どちらかというと演奏活動としては、ライブよりもCDの制作が主と云えます。つまりツアーとかコンサートがあるのでは無く、「録音」という目標を立てて、それに向かって定期的なリハーサルを行うというのが、Ronny Johanssonとの演奏活動なのです。 |
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先に記した様に、メロディアスで美しい彼のテーマやソロのバックには、必ず結構複雑なコードがあり、僕に取ってはかなり勉強になります。彼にレッスンをして貰っている様なモノなのです。(笑) |
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約8年程前にロニーと僕のデュオのCDが発表されて以来、日本のジャズ系のネット等で話題になり、「Jubelie」、「Tenderly」というトリオ・アルバムも高い評価を受ける事が出来、今回、彼等を日本の皆様にご紹介出来る機会が与えられた事は、僕自身に取っても大きな慶びです。どうかこの機会をお見逃し無く、コンサートに足をお運び頂ければ幸いです。 |
| スウェーデンの森 |