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Celebrating Spring <セレブレイティング・スプリング>
Tommy Kotter Trio <トミー・コッテル・トリオ>
北欧の四季を織り込んだトミー・コッテルの世界。
春、トリオの芽吹きの歓び。夏、明るく気さく、時には気まぐれな波のリズム。
秋、枯葉の落ちる繊細なニュアンスがコントラバスに響く。
冬、静かに深く、芽吹きのために。
トミー・コッテルはBBB(ボーヒュスレーン・ビッグバンド)のレギュラーピアニストでもあり、ラーシュ・ヤンソンが認めるオリジナリティ溢れたメロディーメーカー。アートワークには若手のガラス作家、Kaori Okanoが参加している。


(P)(C) 2004 Spice of Life Inc.
SOL SC-0010
税込価格 2,520円


01 セレブレイティング・スプリング 
02 フォークソング No.3
03 ケープライト
04 シースケイプ
05 リチュアル・ダンス
06 オータム・セレナーデ
07 ブルー・タンゴ
08 リディア
09 ミスター・チャンス
10 ディッセンバー 
11 ザ・ウインド・ウイル・イーズ・トゥナイト
12 ヴィンターナット 
13 モリ・ソング 
特におすすめ

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Tommy Kotter Trio メンバー
トミー・コッテル <Piano & Percussion>
ダヴィッド・スンドビー <Drums & Percussion>
森 泰人 <Bass>

森 泰人 メッセージ
トミー・コッテルと出会ったのは今から23年前。
当時の彼はインゲスンド音大の近くに居を構え、セロニアス・モンクを深く研究していた人、という印象が強い。
80年代中頃から彼は僕とトリオを組み、92年、トミー・コッテルは自己のカルテットを結成。93年にはイモゲーナから初リーダー作 「リチュアル・ダンス」を発表。94年からはボーヒュスレーン・ビッグバンド にもレギュラー・ピアニストとして参加し現在に至っている。

また彼は長年イェーテボリの音楽高等学校(ジムナシウム)で教鞭を執って来ている。イェーテボリ は、世界でも注目されているクラブジャズの拠点の一つであるのだが、人気歌手・Yukimi Naganoをはじめ、その分野で活躍しているトミー・コッテルの教え子達は大勢いる。
以前、Yukimi Naganoが僕に熱っぽくトミー・コッテルのことを「自分にとって最高の教師だ」と語っていたのが印象的だ。

トミー・コッテルは大変温厚な人柄の持ち主である。彼の温かみはその作品に滲み出ていると思う。
そもそもクラッシックのソロ・クラリネット奏者を目指してイェーテボリ音大に入学するが、半年後にはインゲスンド音大の作曲科に転部。
特に20世紀の米国の現代音楽の作曲家達に造形が深い。ジャズは彼に取って音楽表現のごく一部だと思う。
幅の広い音楽性と、温厚で暖かい人柄の持ち主であることから、ボーヒュス レーン・ビッグバンドはもとより、遙かに年上の世代のミュージシャン達や、若 いクラブ ジャズ系のアーティス達からまでも敬愛されている存在である。

素晴らしいシンバルのタッチで定評のあるドラム奏者、ダービッド・スンドビーは、実はチェロやギターもかなりの腕前と云う人!
しかもやたらとハーモニーに詳しい!僕がスウェーデンに来た当時、ピアニスト達がダービッドに、エバンスやハンコックのハーモニーについて判らない事が有ると彼に相談しに行っているのを何回も目撃して、凄いドラマーが居るのもだと目が点になった想い出がある。
ところで、ダービッドの趣味は気象予測!その上、湖の深さから山の高さまで、キッチリと全ての数字を覚えている事でも有名!
素晴らしい音楽家である!

トミー・コッテルは昨秋、スウェーデンを代表するもう一人のメロディーライター、ラーシュ・ヤンソンの誘いを受けて、ピアノデュオも始めている。
近い将来、この素晴らしい二人のデュエットも皆様に聴いて頂きたいと願っている。

会う度に素晴らしい曲を書いてくるトミー・コッテル。彼の作品は、多くの日本人の心の琴線に触れる「何か」を持っている。「北欧」というと「森と湖」という印象が強いが、彼の音楽はその「美しい」北欧のイメージにプラスして、何かもっと「土の匂い」とか「温かみ」を我々に 感じさせてくれる。
彼の素晴らしい作品を、日本のリスナーの皆様に紹介する事は僕にとって長年の夢だった。
今回かなりの数にのぼる彼の作品の中から厳選し、CDという作品にできた事は慶びの至りである。
表紙のジャケット・デザインは、ガラス工芸作家の岡野香さんにお願いした。この人の作品を拝見した時に、トミー・コッテルの曲が頭に浮かび上がった。一人でも多くの方に聴いて頂きたいと心から願っている次第である。

スウェーデンの森 泰人(2005年1月19日記)


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